珈琲を飲む

ぶっちゃけ、千鶴ちゃんいなくても良い話なんだよね。
ノーマルルートに入った時に、鳥羽伏見の戦いが始まって「自分はどうしたら良いのか」を
土方に訪ねた時に忘れられてたところに全てが集約されている気がする。
鬼の宿命を絡めないと主人公とオリキャラの存在が成立しないから、ノーマルに入ると
普通の新選組になるのが面白かったです。何か面白いというと語弊があるかもしれないけど、
本来の史実の彼らはこうだった、と。いや若干、変若水を飲んでしまったキャラもいましたが、
それがストーリーを脅かすものには成りえなかったということかな。
ノーマルルートで最後に風間ルートに変化するのはとても良かったです。
新選組を最後まで見届けたあと、同胞と共に生きることになるけど、女鬼としてではなく
一人の女性として愛してくれるわけだから…これが薄桜鬼の正史でいいじゃんって
思ってしまった。風間ルートは続きがとても見てみたいと思う終わり方でした。

それにしても、各キャラごとのルートがハチャメチャすぎて史実厨の人がキレるのもよく分かるww
左之助が独身だしね～。やっぱり永倉じゃダメだったのかな。千鶴ちゃんが選んだキャラによって
新選組への想いが変わってしまうところとか、好きな人の影響もろに受けてるのが分かるのが面白かったです。
左之助ルートだと「新政府に変わったらしい」くらいで新選組に振れないんだもんwwwwwww
その分、女性としての幸せを一番感じられるルートだったかなと思いました。
変若水いつ飲むのか飲むのか！ってハラハラしてたら飲まなかったしね。この人は東北いかないからかな。
沖田ルートが何かもうイラっとしました。中の人と病気持ち設定もあってすごく楽しみにしてたんですけど
変若水で寿命を削ってる、病気も治ってないで明日にでも死んじゃいそうなキャラに萌えるのも
難しかったです…しかも沖田ルートだけ一撃死の選択肢が混ざっているとはつゆとも知らず…
いきなり死ぬなよ！！！！！！（いやいきなりではないんですけど）。
でもバッドでしか見られない、血をなめあうスチルには大変興奮しました。へへへ。
でも沖田君はだめだったわ…。薫は鬼なのに名前に千の字が入っていないのが気になりました。
あと、沖田ルートだと変若水を飲んでしまった千鶴に「まがい物はいらない」って風間君が言うんですが
平助ルートだとお千ちゃんが飲んでるんだけど、それはいいのかな。状況が違うから、これはこれみたいな
感じなのかな。話によってキャラの考えや行ってることが結構変わってしまうことに違和感があったり
無かったりいろいろ。
土方ルートがとにかく長くて、史実をちゃんとなぞって行ってくれてるのは良いんですが長くて、
忘れたころに風間君が木のかげから出てきて「お前は薄桜鬼だ」とか言ってていくらなんでも
適当だなお前って感じで、土方さん自体は好きなのに何かもうラリった風間君と長い話に負けました。
初めに遊んだのが平助ルートだったし、彼の場合は完全パラレルのようになるので逆に史実なんか
気にしている方がおかしいって感じで楽しく平助良いなと思ってたんですが、いや今も思ってるんですが
最後に遊んだ斉藤に完全に負けました…。ごめんな平助…それまでは各キャラ一回やってそれでいいやと
思ってたんですけど、一さんと風間のためにFD買うことにしたから、あたいは。斎藤の寡黙なすけべぶりに
驚いたり、何より史実通りで最後も千鶴ちゃんが新選組の顛末をちゃんと語ったことが高得点でした。
他のルートと大違いだな。それもこれも斉藤が最後まで新選組と武士にこだわった内容だったからだと
思うわけです。最後に2人寄り添っているのも良いし、左利き設定を使っているのも良かったです。
私は浅田次郎の新選組作品の斉藤一が好きなのですが、左利きなことを利用してあることをするの
ですが…読んだことない人は読んでみてください！薄桜鬼の斎藤もそのあたりを上手く使っていたなーと
思います。それまで、ルートによってはあまり好きには慣れなかった千鶴ちゃんも一気に好きになりました！
いやはや勝手なものです。最萌えががっちりできたことで、薄桜鬼もちょっとずつ遊んでいきたいなと
思うようになったし！でも関連ものが山のように出ているし、出来る範囲で見たり書いたりしようと
思います。アニメを半端にしか見ていなくて、ちょっと前に検索をしたときにネタバレを見たんですが
何あれバッドエンド？千鶴ちゃんが可哀想じゃないか…？アニメもおいおい見られたらいいなと思います。

…とまあクリアした感想でした。PSP版が行方不明になってDSで買い直したんですが
音が尋常ではないくらい悪いです。言い過ぎ！でもいきなり音が低くなったりするんだ…。
PSPだと機械音が大きいからどっちもどっちなんですけど、DSは脇に置いておけるから便利ですよね。
FDもDS版で注文したので届くのが楽しみです！